コラム

シェアリングエコノミー企業の対応

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今まさに起こっている危機。皆で力を合わせ解決するためにはどうしたらよいのか?
日常我々が抱えている悩みや社会的課題を、「最小資源やコストで最大効果を産む」ということを命題にしているシェアリングエコノミーという新たな考え方。
カネ、モノ、サービスそれらを交換、共有することを軸に考えられているビジネスモデルならば、いまのような「災害」や「危機」にどのように対応するのか?が会社の姿勢やひいてはブランディングに繋がるのではないか?
つまり、そこに何らかの哲学のようなものがあるのか?それとも流行りに乗って、運営しているのか?という部分が見えるのかなと。

最初に動いたのはAirbnb

熊本県の緊急宿泊場所

熊本県の緊急宿泊場所

熊本県の緊急宿泊場所を【2016年04月14日~2016年04月20日の期間内にチェックインした被災者の方には全サービス料を免除させていただきます。】ということで無料開放。

他にもシェアリングエコノミー協会に掲載されている会社さんをいくつかチェックしてみたが
いま準備中なのか、今後も対応することはないのか確認することが出来なかった。

uber

uber
uberは他人とライドシェアしていく仕組みなのだから、こんな震災の時は活躍すると思ったのに。
A→Bに移動するのに一緒に「人」だけではなく「モノ」「情報」なども一緒に移動するけどどうする?など、一番活躍しそうだなと思ったのだが難しいのかな?

makuake by cyberagent

makuake
クラウドファンディングなどのプラットフォームは、それこそ「皆が今一番欲しがっているもの」を「案件」として拾い上げてそれらを「実行・カタチ」にするためのプラットフォームとして最適だと思うのだが、意外にも何もしてない。
お金ではなく、コレがほしい!という声が結構ありそうだけどな。

シェアリングエコノミーではないが、311の経験からかYahooの対応は早かった。
【Yahoo!基金】熊本地震災害緊急支援募金yahoo

もちろん、まだこの地震は執筆中もまっただ中で(4/16 14:00)終わったわけではないので、不用意に企業も動けないのかもしれない。
しかし、社会起業家という言葉が先行し、シェアリングエコノミーという言葉が出てきたりクラウドファンディングなどのプラットフォームが段々と広がっているなかで、「言葉」だけではなく実際に動いている企業はどれほどあるのだろうか?
週明けに様々企業は動くと思うのだが、Webサービスを中心とした企業で新たな時代を象徴しそうな分野や企業が何も動いていないのが少しさみしいなと。