食べ物が余っている国と飢餓に苦しむ国
世界では、人口増加によって食料が減ってきている。国際連合世界食料計画(WFP)によると、なんと9人に1人が飢餓に苦しんでいると言います。しかし、日本で考えると食べ物が余って捨てられています。賞味期限が切れているというだけで捨ててしまう人もいるでしょう。多くの先進国でも同じようになっています。そこでその現状を解決するために、デンマークのコペンハーゲンで賞味期限切れの食品を専門に扱うスーパーマーケット「Wefood」が出来ました。
賞味期限切れの食品を売るデンマークのスーパー「Wefood」
この「Wefood」はホームレスを支援する非営利団体とキリスト教系の慈善団体によるベンチャーだそうです。
ここでは賞味期限が過ぎ消費期限が近づいている食品や、他のスーパーでは販売されないような形が悪かったり傷があったりする商品のみを販売しています。
今年2月22日にオープンした時には、初日から行列ができるほど大盛況だったそうです。
割引率は他の普通のスーパーマーケットの30~70%であり、協力してくれる企業は30社ほどだそうです。現状では、顧客の数に比べて十分な食料を集められていないということでありますが、今後はもっと支援してくれる企業が増えると予想されています。これから国内の各地に展開する予定らしいですが、将来的には国外にも店舗を設けたいということです。