社外秘ファイルを社外で見れるサービス?
残業したくはないが、このファイルは重要であり社外秘であるから家に持ち帰って作業をするわけにはいかないという人もいるでしょう。もしくは、情報漏えいを防止するために持ち出すことは出来ないが、もし持ち出せるのならばもっと仕事が早く効率良く行うことができるのになぁと思ったことのある人は多いのではないだろうか。そんな人達の助けになるかもしれないサービスが始まった。
仮想ワークスペースCACHATTO Desktop for Windows V2.0とは?
東レ株式会社のベンチャー支援制度第1号企業として誕生したe-Janネットワークス株式会社は、5月より「CACHATTO Desktop for Windows V2.0」の販売を開始した。これは、安全に、便利に使いこなせる仮想ワークスペースを提供する。
「CACHATTO」は、携帯電話やスマホ、タブレット、PCなどの端末から、クラウド型のグループウェアや社内メールサーバー、グループウェア、ファイルサーバーなどをセキュアな環境下で利用できるようにする法人向けのリモートアクセスサービスである。「CACHATTO Desktop」はそのオプションソフトで、これを使うことで外部からのアクセスを制限した安全な仮想ワークスペースをメモリ上に一時的に作成出来る。この仮想ワークススペースから「CACHATTO」を通して社内メールやファイルサーバーに社外からでも情報がもれないように安全に作業を行うことができる。
PCにインストールされたOfficeアプリなども、仮想ワークスペース上で用いれば、Officeファイルの編集や新規作成が安全に行えるようになる。ダウンロードした後はオフラインでも編集できるため、通信環境の影響も受けにくい。しかも、生成した仮想ワークスペースは、終了時および起動後指定時間が経過した時点で自動消去されるので、その情報が端末に残ることもないそうだ。
さらにリニューアルで新たに装備された「FileManager」により、ファイルサーバー連携が強化されている。これまでと比べてファイルの閲覧や操作性は飛躍的に向上している。また、同じく追加搭載された「Launcher」で、各機能へのアクセシビリティもアップしている。
ライセンスの価格は、10ユーザーあたり年額120,000円(税別)となっている。しかし「CACHATTO Desktop」の旧バージョンをすでに利用している場合は、追加費用なくアップデートした「V2.0」を利用できる。対応OSはWindows 7/8.1/10(いずれも32/64bitともサポート)、対応Microsoft OfficeはOffice 2007以降となっている。
通常社外の端末から安全にリモートアクセスするためには、仮想プライベートネットワークなどを使わなければならず、手順が複雑で高額な費用が必要であった。そのため中々導入しにくいという実態があった。
しかし「CACHATTO」は簡単に導入でき、既存のファイルサーバーやOffice 365などのクラウドサービスとの連携することも出来るという。そして「CACHATTO Desktop」をPCに導入すれば、安全かつ低コストでリモートアクセス環境の構築・活用が実現されるのだ。面倒な手間をかけないで仕事を効率的に行うチャンスがやってきたのかもしれませんね。
(画像はプレスリリースより)
e-Janネットワークス株式会社 プレスリリース
https://www.e-jan.co.jp/press/2016/20160427.html
「CACHATTO Desktop for Windows V2.0」 製品案内ページ