今観光地経営という新手法を取り入れた気仙沼が注目されている。この観光地経営というものは気仙沼以外の場所でも活用されるところがあるといいます。今日はその気仙沼の観光地経営についての話をしていきます。
東日本大震災で大きな被害にあった宮城県気仙沼市が今、観光事業で全国から注目されています。その手法はDMOというものです。DMOとは観光地の経営を担う組織で、復興支援で様々な民間企業から集まってきたメンバーで構成されている。
DMOチームは地域全体を会社に見立て、自らは経営企画や商品開発を行う。DMOチームは気仙沼という地域全体を会社に見立て、自らは経営企画や商品開発を行います。市はインフラ整備などを担う総務部、観光協会は客を呼ぶ広報営業部、商工会議所は人材育成を担う人事部とそれぞれの役割分担を明確にした。
DMOチームが掲げたのは水産業と観光業の融合。
漁業に欠かせない製氷体験ツアーやメカジキのしゃぶしゃぶなど地元の当たり前を掘り起こして観光に繋げてきた。水産の町気仙沼を代表する造船所や製氷メーカー、漁師など水産事業者が観光に携わっていくことで観光誘客をはかります。漁業に欠かせない製氷体験ツアーやメカジキのしゃぶしゃぶなど地元の当たり前を掘り起こして観光に繋げてきた。気仙沼DMOチームは、地元の“当たり前”を掘り起こしブランド化につなげます。特に地元でよく食べられているメカジキを観光客向けにしゃぶしゃぶにして食べる「メカしゃぶ」はブランド化に成功し好評を得ています。
政府は今年度から地方創生交付金を使ってDMOの後押しをしようとしている。
そのため気仙沼以外にも導入し始めている所が多いとのことです。